動けるときに

いろんな名前がついて、心の病気にはたくさんの種類があります。ここではまとめて「心の病気」とします。心の病気について、私が考えていることは「治る・治らない」の前の「動けるかどうか」の段階がすごく大切なポイントなのではないかということです。
自分で「ちょっとやばいかもしれない」と思ってその改善のための行動ができたり、まわりが無理矢理にでも病院やカウンセリングに連れて行くことができる段階。ここで行動して周りの人やサービスとつながることがぎりぎりのラインなのかもしれないと強く思っています。

本当に、完全に心の病気になってしまうと動けません。周りが入る隙もなくて、本人も周りをみる余裕はありません。私自身は経験がないのでそのような人を見て想像することしかできないのですが「自分との戦い」になっているように思います。一人でどんどん深いところに行ってしまって、周りが何を言ってももうその人の中には入らず、本人だけで苦しんで、話が進んで、決定して、実行してしまうこともあります。止めようがないのかもしれません。

だから、自分でも周りの人でも「おや?」と思ったら動いた方がいいです。動くというのは「話す」ということです。話さないとやっぱり始まりません。相手は誰でもいいです。独り言でさえいいように私は思っています。とにかく心から外に出すことが重要です。私はそのようなことで悲しいことがありました。まだボーッとしているのですが、その中でも感じたことと、日頃から考えていたことを合わせて残しておこうと思って書きました。