親切にしてもらったとき

人から親切にしてもらったとき、ソワソワしてしまうことってありませんか?私はよくそうなってしまいます。
ソワソワと落ち着かなくなる感じというのは、例えがすごく変ですが、よくアニメとかで爆弾を手渡された時みたいな感じです。火がついていて、もうすぐ爆発しちゃう!って手に持ったままあたふた走り回るシーンのような、あんな感じです。

そのやさしさを「ありがとう」って受け取るだけでいいのに、どうしてそれができないんだろう?と考えると、素直に感謝する気持ちと「やさしくされちゃった!私もちゃんと返さなきゃ!」という焦りがセットになっているからなのかなと思いました。
それはどうして?と考えると、もらった親切や優しさを自分の中に留めておくことに不安があるのかもしれないなと思います。「こんな良いものを私がもらっていいのか?」とか「それは私に見合ってないのにこの人後でがっかりしないかな」とか自信の無さにつながっていそうです。

相手の好意は相手のものです。私がどれだけこねくり回しても変えることはできません。これは自信の無さに隠れているけど時手をコントロールしようとしている面もあるように思います。そう考えるようになって「またできないことをしようとして勝手に不安がっている自分がいるな。素直になりましょう。そのままありがたく受け取りましょう」と自分をたしなめよことができるようになりました。
自分のことを理解することで、自分を楽にしてあげることもできます。「自分を理解をする」作業に挑戦してみるのもカウンセリングの使い方の一つです。

しなくてもいい失敗

何をするにしてもタイミングというものがあると思います。何かをしたあと、後味が悪かったり余計とややこしくなってしまったりするのは、その内容自体が悪いのではなく「タイミングが悪かった」ということも多いのではないかと思います。

良くないタイミングで行動してしまう原因の大部分が「焦り」です。焦ってもひとつも良いことは起こらないのに焦りに勝つのってすごく難しいことだと思います。
焦っている状態は視野が狭く、余裕がありません。そのうえ根拠のない思い込みが頭を支配している場合もあります。そんな普通ではない状態のときににする行動はうまくいかないのが当然です。

いつでも自然に力まず行動できることがベストですが、そんなこと口では言えるけど実際にはとっても難しいです。でも自分の状態に気付くことは普段から気にかけていればできるようになります。
「私はいま焦っている」「これは焦りだ」「ちょっと待てよ」と自分を見つめることができれば、しなくて良い失敗をせずにすみます。しなくていい失敗を減らすことは、自信をつけることにつながります。
失敗から学べることは自分の身になることなのでものすごく大切です。でも、しなくていい失敗は自分を傷つけることの方が多いと思うのです。