普段から忘れないでおこうと心がけていることがあります。
それは「私は今この人の、たった一面しか見ていないのだ」ということです。
例えば、何か自分にグサッと刺さるようなことを言われたとき
「なんでそんなこと言うの!?」と腹が立ったり、
「もうこの人とうまく関われないかもしれない」と不安になったりすることはありませんか?
そういう時に、私は「今そんなこと言ったイヤ〜な感じのこの人は、この人のほんの一面なんだ」と思い出すんです。
あらゆる面があってのたったの一面で、いつもこんなこと言っているわけじゃないんだろう。
お腹空いててイライラしてるのかもしれないし、昨日なにか嫌なことがあったのかもしれない。
そんなことを考えて切り替えるようにしています。
自分がそのことばかり考えて腹が立った状態が長く続くのは、私は嫌です。
たいてい「なんだ、そういう意味だったのか〜」とか「そんなことがあったんならイライラするのも仕方がないわな〜」と後でわかって、嫌な人!!と決めつけなくて良かったなと思うことが多いです。
たぶん、嫌な人!!と決めつけていたらその後のタネ明かしの部分に目を向けにくく、そのまま悪いところばかりに注目してしまうようになるのだろうと思います。
少し注意しておきたいのは、この捉え方がどんな時にも役立つようなことではないということです。
本当に違うときは、素早くサッととその人の前から去るべきときもあります。
それは普段からの関わりの多さや、社会的に関わらざるを得ない関係かどうかなどで考えていくと良いと思います。
いつも通りの自分でいられるように自分の心と相談しながら、その都度対応していくことを大切にしてください。